カーボン・オフセットについて学ぶ
カーボン・オフセットの元となる仕組み「京都メカニズム」とは
京都議定書では、発展途上国への省エネの技術支援などの排出量削減プロジェクトへの投資や、国際排出量取引などを活用し、効率よく温室効果ガス排出量の削減義務を達成することを認める仕組み「京都メカニズム」を定めています。
CDMとは先進国(投資国)が途上国の温室効果ガス削減事業に投資し、それによる削減量を投資国の自国排出枠(クレジット)として獲得できるもの。
CDMプロジェクトの内容は、バイオマス発電、風力発電、植林など。このCDMによって得られたクレジットをCER(Certified Emission Reduction)という。
※共同実施JI (Joint Implementation)
先進国同士で温室効果ガス削減事業に投資し、それによる削減量を投資国のクレジットとして獲得できるもの。このJIで得られたクレジットをERU
(Emission Reduction Unit)という。
先進国の間でクレジットの売買を行う仕組み。京都議定書で割り当てられた排出枠のほか、CDMにより得られたCER等のクレジット取引ができる。
1990年以降、植林などによりCO2吸収量が増加した分を温室効果ガス排出量削減に換算するもの。土地利用・土地利用変化及び林業部門(LULUCF Land Use, Land Use Change and Forestry) 活動とも呼ばれる。
新たな取り組み「カーボン・オフセット」とは
カーボン・オフセットとは、私たちの日常生活や経済活動で発生する温室効果ガスにおいて、できるかぎり排出量を削減する努力をした上で、どうしても削減することができない温室効果ガスを、他の場所で実現された排出削減や吸収でその全部又は一部を埋め合わせる仕組みです。代表的な温室効果ガスであるCO2(カーボン)を他の手段等を用いて相殺(オフセット)するということで、その取り組みは「カーボン・オフセット」と言われています。
イギリスを始めとした欧州等が発祥で、日本でも民間での取り組みが始まっています。今後、日本においてカーボン・オフセットの取り組みが広まることで、事業者、国民など幅広い主体による自発的な温室効果ガスの排出削減の取り組みを促進し、京都議定書の目標達成につながることが期待されています。
<日本での取り組み事例>
- 企業がPC関連機器等の稼働で使用する電力を、グリーン電力証書を活用することでオフセット
- CO2排出量付きの商品やサービスを販売し、その商品製造等にかかるCO2をオフセット
- スポーツ大会やコンサートに関連して排出するCO2を、CO2排出量を購入することでオフセット
- 販促キャンペーンの記念品として、植林をお客様へプレゼントしてオフセット
ツバルの森のカーボン・オフセットプログラム
排出したCO2をオフセットする代表的な方法は、グリーン電力証書、植林、CO2排出量(クレジット)です。ツバルの森はそれらのカーボン・オフセットプログラムをすべて取りそろえているので、様々なニーズに合わせて最高のご提案をすることが可能です。
詳しくはこちらをご覧ください。